将来的な食糧危機に備え、昆虫食が注目されている。コオロギを使った食品はけっこう前からベンチャー企業なんかが開発したとか聞いていたけど、無印良品もその分野に参入したようだ。「無印良品 コオロギせんべい」
コオロギの粉末を混ぜ込んだせんべいらしく、エビのような香ばしい風味が特徴らしい。こういった分野も無印良品のような大手が参入すると注目度が上がるよね。
どうしてコオロギを食べるんだろう
コオロギはたんぱく質が多く、飼育が容易。日本人ならイナゴの佃煮は食べたことはなくとも聞いたことはあると思う。だからあまり抵抗はないんだよね。いや、もちろんそのまんまの姿で食べろと言われると抵抗ありありなんだけど。でももしコオロギが他の昆虫だったらたとえ粉末状になっていても抵抗ありありだ。なぜかコオロギなら許せてしまう。
いちばん近い味はエビせんべい。昆虫は甲殻類に近い生物らしい
袋を開けてもあまり匂いは感じない。手作り感のあるクラッカーみたい。味はあまりついておらずあっさりしている。確かにエビせんべいの味がいちばん近いかもしれない。エビせんべいのほうが美味しいけどね。55gの容量だけど、塩分が2.1gとけっこう多いので食べすぎには注意。
この食用コオロギはエビやカニに類似した成分が含まれているらしく、エビ・カニにアレルギーがある人は食べないほうがいいと書いてある。
関係ない話だけど、エビが嫌いな友人にどうして嫌いなのかと聞いたら、外見が虫みたいだからって言ってたなあ。友人よ、コオロギの味もエビみたいだったよ。
当たり前のように肉や魚や野菜を食べられる日はいつまで続くんだろう
地球のことを考えて開発されたコオロギせんべい。味はエビせんべいにに似ているけどあっさり気味。まずくはないけどそれほど美味しくもない。あと若干もっさり気味なのと塩分が多いからか喉が乾くね。
昆虫食というのは環境への負荷が抑えられるんだろうけど、一般的になるのは数年から数十年はかかるんじゃないかと思う。それこそ本当に食べるものに困る切羽詰まったような状況にならない限り。
無印良品が全国的に発売するコオロギせんべいは、その段階に至るまでの大きな一歩なんじゃないかな。
昆虫食について調べていると、昆虫のパウダーだけ売ってるメーカーもあるんだね。料理に使うのも面白そう。