使い勝手はそのままに。
iPhone XSからiPhone13 Proに変更した。2018年12月から使っていたから3年と数ヶ月、共に過ごしたことになる。それだけの期間使っていたからバッテリーの性能もかなり低下していたし、画面に貼った保護ガラスも割れ、おまけに充電にも不具合が出ていた。
僕はiPhoneが大好きだけど、毎年買い替えるようなヘビーユーザーではない。だいたい3〜4年ごとに新しいiPhoneに変えている。XSの前はiPhone 6。その前はiPhone 4S。新しいiPhoneを手にするまでに数年期間が空くから、けっこう進化を感じられるんだよね。
手にして感じたこと
iPhone 13 Proを手にして最初に感じたのは「重っ!」だった。XSと比べてだけど、だいぶ重く感た。そしてカメラユニットがでかい。レンズが3つに増えているから当然なんだけど、ちょっとでっぱりすぎている。
このカメラユニットを保護するため、ケースのレンズ周辺も盛り上がって設計されているんだよね。これはちょっとマイナスポイント。
「おおぉ!」と思ったのは画面のスクロールがぬるぬるだったこと。ProMotionという機能で、画面のリフレッシュレートを10Hzから120Hzまで賢く可変させる機能らしい。Safariでブラウジングしているときの文字の視認性が上がったし、チラチラしないから目に優しい。
スーパーキラキラカラフルクッキリディスプレイになったことで、写真の色彩や色の締まりが良く見えてちょっとテンションが上がる。
iPhone Xからデザインが変更され、画面上部にノッチができたんだけど、これが前機種に比べて小さくなったらしい。言われてはじめて気がついたけどね。でもそれぐらい自然。僕はこのノッチデザインは嫌いじゃない。
バッテリーとかのこと
13 Proに変えたのを機に、充電器もPD (パワーデリバリー) 対応の物を購入した。最近のiPhoneは充電アダプタが同梱されてないからね。ついでにEarPodsも同梱されなくなった。使ってなかったけど。
急速充電のスピードは素晴らしく、1分で1%くらい充電できてる感じ。これはもっと早く購入しておくべきだったなあと思う。充電し忘れたときでも気持ちに余裕が持てるしね。
バッテリーの持ちも良くなっているみたいだけど、バッテリーが劣化したXSと比べてもよく分からないから「良くなってるんだな」と思うようにしてる。バッテリー持ちは大事。
スピーカーから流れる音
iPhone XSと比べて本体スピーカーから流れる音にあんまり違いは感じない。しっかり聴き比べると音圧が上がり、低音がしっかりしたように感じるけど、本当僅差。XSの世代で完成されていたとも言える。
それでも一昔前のPC内蔵スピーカーより全然いい音を流してくれるんだから嬉しいかぎり。
超広角(13mm)、広角(26mm)、望遠(77mm)。3つのカメラが楽しい
毎度のことだけど、新しいiPhoneが発売されて1番進化していると感じるのはカメラ。Appleもカメラの性能アップを大々的に発表するよね。
iPhone 11 Proからカメラのレンズが3つになったんだけど、僕はXSからの変更なので3つ目のレンズは初めてだ。iPhone 13 Proは焦点距離13mmの超広角レンズを搭載している。望遠、広角、超広角の3つのレンズを使い分けられるのがとても新鮮で楽しい。
iPhone 13 Proのカメラ機能としては下記がある。
マクロ撮影
超広角レンズでマクロ撮影できるようになった。2cmの距離でもピントが合う。被写体に近づくと自動でマクロモードに変わるけど、設定で選択式にも変更できる。
ナイトモード
長時間露光モード。シャッタースピードを遅くして夜間や光が足りない場所でも明るい写真を撮れる。
望遠レンズが77mm
XSの望遠レンズは52mmだったけど、13 Proでは77mmになった。これは良し悪しあると思うけど、より遠くのものを切り取ることができるので僕は嬉しい。
ポートレートモード
カメラで撮ったように周囲をぼかして撮影できるモード。人物に対してはまあまあいいと思うけど、物に対してはまだ不自然なボケが発生してしまう率が高い。
シネマティックモード
動画撮影のときにフォーカスした対象以外を大きくボカすことができるモード。撮影後に被写界深度の編集もできる。ポートレートモードの動画版のようなイメージ。
フォトグラフスタイル
撮影する写真にあらかじめ好みのトーンと暖かみを設定しておける。撮影中に切り替えることも可能。寒色系でクールな写りにするも、暖色系で優しい写りにするも自由自在。
ProRes
高クオリティの映像フォーマットらしい。詳しくは知らない。Apple ProRes について
ProRaw
標準でRaw形式の写真を撮影できる。ただのRawと違い、iPhoneで撮影したときの色々な情報をぎゅぎゅっと詰め込んだRaw形式らしい。詳しくは知らない。普通のRawと同じように扱える。Rawフォーマットで撮影していると、シャドウを持ち上げたりホワイトバランスを調整したりなどが柔軟にできるので嬉しい。
Deep Fusion
複数の写真を合成して一枚のクオリティの高い写真に仕上げる技術。これは光が足りない環境での撮影で自動的に適用されるらしく、オンオフを切り替えることはできない。効果はよく分からない。そもそも適用されているのかどうか知りようがないしね。
この中でもマクロ撮影、ProRaw、フォトグラフスタイルは、今まで以上にiPhoneで撮る写真が楽しくなる機能だと思う。
改善してほしい点は、光量の足りないシチュエーションで望遠カメラを使おうとすると、広角カメラのデジタルズームを使いだすところ。これがけっこう頻繁に、屋内だと高い確率で起こる。
デジタルズームだと画質の低下がとんでもないことになるから、望遠レンズを選択したら素直に望遠レンズを使わせてほしい。気を利かせて明るいレンズで撮ろうとしてくれてるんだろうけどね。
一緒に買ったもの
HyperJuice GaN 66W USB-C ACアダプタ
充電アダプタが必要なのでHyperJuiceのGaN 66W USB-C ACアダプタを購入。3ポート充電アダプタで、USB-Cが2ポート、USB-Aが1ポートついている。
USB-Cのポートは最大65W出力対応なのでiPhoneだけでなくiPadなんかも急速充電が可能。USB-Aのポートも18W出力対応 (一部のAndroid機は36Wらしい) だ。
プラグが折りたためるので邪魔にならないし、この小ささで3台同時充電も可能なところがナイス。
Anker PowerLine II USB-C – Lightningケーブル
やっぱりAnkerを選んじゃう。
Spigen リキッドエアーケース
XSを使っていたときもSpigenのケースを使っていたので今回も購入。マットな質感かつ表面のプリズムパターンで滑りにくくて良い。
NIMASO ガラスフィルム
これもXSのときから使っているガラスフィルム。2枚入っているので割れてしまったときも安心。ガイド枠が同梱されているから位置決めもすんなりできて良いよ。
NIMASO カメラフィルム
カメラ用の保護フィルムは付けなくていいかと思っていたんだけど、iPhone 13 Proのカメラ周りはでこぼこしていて掃除しにくいし、ホコリがとんでもなく溜まるので購入。
ありがとうiPhone XS、よろしくiPhone 13 Pro
iPhone XSから変更して大きな進化を感じたのはやっぱり超広角レンズ。13mmの広さで撮影すると、今までとはまったく違った印象の写真が撮れる。またiPhoneで写真を撮るのが楽しくなったね。
あとはProMotionディスプレイ。このスムーズなディスプレイに慣れたらXSのスクロールは目がちかちかする。
手にしていて心地良い。iPhone 13 Proは素敵だ。